{施工ガイドライン}による瓦葺き工法

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                                   屋根上に瓦をならべていきます。

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 今日は瓦葺き工事です。

約3700枚ほどの瓦を、トラックから直接屋根上にあげて葺いていきます。

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このように瓦は縦横に取り付けた桟木に引掛けて、ステンレスビスで固定していきます。

葺き替え前の瓦は葺き土と一部の銅線で固定していたのですが、

新しい瓦は桟木に引掛けてステンレスビスで固定する工法で葺いています。

       

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 写真の真ん中にある黒い材料は、屋根裏の空気を出してくれる換気材(換気スター900mm)です。

特に夏場の屋根裏は熱気がこもりやすく夜になっても熱気が残っていると、部屋の暑さにつながります。

この換気材は電動ではないのですが、自然に屋根裏の熱気を逃がしてくれます。

また、冬場は逆に、部屋の暖房であっためた空気が屋根裏から出してしまうことがありますが、

私としては夏場の暑さを少しでも解消するために、この換気材を取り付ける価値は十分にあると思います。

「我が家の屋根もこの材料を使っていたらなー」と、いまさらながら思っています。

 

 写真の銀色の棒のような金具は{耐震棟金具}で、金具の間に錆び止め材を塗った鉄筋を通し、

棟瓦の固定に使用します。

これは、当社が加盟している(一社)全日本瓦工事業連盟が瓦葺き工事方法を推奨している

{施工ガイドライン}に該当する金具です。

この{施工ガイドライン}は大きな地震が来た場合、平瓦や棟瓦の{落下やズレ}などの被害を

最小限に抑えるように考え抜かれている工法です。

              

数年前に京都の瓦組合さんの会館で、ガイドライン工法や在来工法で葺かれた小さな屋根を

地震装置で何度も揺らす実験に参加しました。

結果を見て、「震度7になると、こんなに揺れるのか・・・」

「ガイドライン工法の屋根はこれだけ何度も揺られてもほとんどズレがない!」などと、ただただ驚いていました。

 

この{ガイドライン工法}を、奈良県の瓦組合に所属している同業者に広めていくための研修会を

東京で受講し{ガイドライン インストラクター}になりました。

              

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実際の現場では単価などのことがあり、なかなか進んでいないように思いますが当社としては

できる限り使用していきます。

 

 

 

 

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