【屋根瓦の葺き替え工事】とは?

Before      

After

・瓦が全体的に割れて劣化していたので、屋根のリフォーム工事を検討している
・瓦の下に土が入っているので、取り除いて屋根を軽くしたい
・屋根瓦の取り替えを考えているが、やはり費用は高いのだろうか…

 

【瓦の葺き替え工事】とは現状の瓦を取り除いて、新しい屋根材に取り替える工事です。

屋根に使用している瓦(屋根材)は数多くの種類があり、現状の屋根材・家の状態とお客様の希望に合わせると工事内容が大きく変わります。

今回は古い屋根材から新しい屋根材に葺き替える場合の工法・費用などをお伝えします。

目次

・葺き替え工事を考えるキッカケは?
・様々な葺き替え工事の種類
・葺き替え工事の費用は?
・終わりに

葺き替え工事を考えるキッカケは?

・ニュースの映像を見て瓦が重たいイメージがあるので、屋根を軽くしたい
・屋根が傷んでいるのを見て訪問販売業者がよく来るので、解決方法を探している
・家全体のリフォームを考えているので、一緒に屋根のリフォームを検討している
・築50年を経過しているので屋根工事を検討している

 

葺き替え工事を検討し始めるキッカケは、「屋根を軽くしたい」「二階の窓から見て瓦が全体的に傷んでいるので、今後の事を考えて工事を検討している」「20年30年先もこの家に住み続けるので、全体的な屋根工事を今のうちに行いたい」等をお客様からお聞きします。

私自身も今年の春頃に自宅の葺き替え工事を行いました。

私が自宅の屋根を葺き替えしようと決めたキッカケは、屋根瓦の様々な隙間からコウモリが浸入していた事です。瓦と下地木材の間にコウモリの糞や尿を大量にしているので、今後は瓦の間からコウモリを入らないようにしたいと考えたからです。

このようなケースは少ないかもしれませんが、私のように屋根について様々な疑問や不安があり、それを解消する為の方法の一つに【葺き替え工事】があります。

様々な葺き替え工事の種類

葺き替え工事には様々な種類がありますが、今回はその中で当社が多く取り扱っている4種類についてお伝えします。

・{土葺きいぶし和瓦}から{桟葺きいぶし和瓦}へ
・{土葺き陶器和瓦}から{桟葺き陶器平板瓦}へ
・{セメント系瓦}から{陶器平板瓦}へ
・{カラーベスト}から{横葺きの板金材}へ

{土葺きいぶし和瓦}から{桟葺きいぶし和瓦」へ

いぶし和瓦の下には粘土の葺き土が屋根全体に入っています。以前のいぶし和瓦葺きは土を入れて、その上に瓦を押さえてなじませるように葺く事が一般的でした。

①施工前

築50年ほど経過した、いぶし和瓦の屋根です。経年劣化により、瓦が数枚割れていました

②瓦と葺き土を取り除く

瓦を取り外すと写真のように多くの葺き土が入っています

③下地木材の状態が良ければ、その上に防水下地材と新し瓦を引っ掛けるための囲い桟木を取り付け

新しい瓦は桟木に引っ掛けるので、今後は下にずれる事はありません

④瓦葺き工事

瓦は囲い桟木にしっかりと引っ掛けて、ステンレスビスで固定します

⑤棟瓦は耐震棟金具等を使用して、棟全体を一体化させるように葺き上げます

棟瓦の内側に金具を取り付けて、その間にステンレス製の横棒を入れます。そして、棟瓦全てにステンレスピン又はホルマル銅線で固定します。

⑥施工後

 

{土葺き陶器和瓦}から{桟葺き陶器平板瓦}へ

陶器和瓦の下にも葺き土を入れている事が多く、葺き土が無くなるだけでも屋根の軽量化になります。

①施工前

築45年ほど経過した陶器和瓦(シルバー瓦)です。写真のように瓦の表面が劣化で割れると、レンガ色の瓦の下地が見えてきます。

この状態が屋根全体に出てくると、{葺き替え工事}や{部分的な屋根補修}が必要になります。

②瓦と葺き土の撤去後、防水下地材と新しい瓦を引っ掛けるための横桟を取り付け

瓦と葺き土を撤去後、下地木材に問題が無ければ防水下地材・瓦を引っ掛けるための横桟を取り付けます

③新しい瓦は横桟に引っ掛けてステンレスビスで固定

桟木に引っ掛けてステンレスビスで固定します。

④施工後

 

{セメント系瓦(厚型)}から{陶器平板瓦}へ

瓦の素材がセメント系で作られて、一枚の厚みが3cm~5cmほどの厚みがある屋根材です。

このセメント系も多くの種類がありますが、今回は和形の形をしたセメント瓦を挙げます。

①施工前

見た目はいぶし和瓦ですが、瓦素材はセメント材で作られています。

瓦が劣化すると表面に黒色や茶色の汚れが全体的に出てきます。また表面にひび割れが縦横に出てきて、屋根の点検等で屋根を歩くだけで簡単に瓦が割れる事があります。

②既存瓦と下地の桟木を撤去

セメント系の瓦は写真のように葺き土を入れていない事が多いです。

一枚ずつ釘を抜いて取り除いていきます。

③防水下地材と新しい瓦を引っ掛けるための横桟を取り付け

防水下地材と瓦を引っ掛けるための横桟を取り付けます

④瓦葺き

瓦は横桟に引っ掛けてステンレスビスで固定します。

⑤棟瓦と屋根端の袖瓦はパッキン付きステンレスビスで固定

⑥施工後

 

{カラーベスト}から{横葺きの板金材}へ

一枚の厚みが3mm~5mmほどの平たいセメント系瓦をカラーベストといいます。

2004年頃より前に使用しているカラーベストにはアスベスト(石綿)が入っています。工事を行う場合は専門調査士による事前診断や都道府県への届け出が必要です。

①施工前

屋根全体に劣化して、カラーベストが割れた事で雨漏りしていました。

②カラーベストを固定している釘を抜き、一枚ずつ取り外します。

③既存の下地木材に問題が無ければ、新しい防水下地材を取り付け

④横葺きの板金材葺き

板金材は他の屋根材と比べると軽いので、施工後に不具合が出ないようにビスでしっかりと固定していきます。

⑤施工後

 

*下地木材が痛んでいる場合は?

瓦を取り除くと雨漏りなどが原因で下地木材が痛んでいる事があります。その場合は必用な木材の取り替え工事を行い、状況により屋根前面に新しい下地木材を取り付ける事もあります。

瓦が割れていた事が原因で下地木材が痛んでいました

傷んでいる木材を取り除いて、新しい木材を取り付けます

葺き替え工事の費用は?

上記4種類の葺き替え工事を行った上で、それぞれの費用を挙げます。

屋根面積が100㎡(33坪)の切妻屋根(シンプルな屋根)で比較

*屋根の状況により費用は前後します

*令和5年12月時点の単価

*野地板の補修などが必要な場合は別途費用が掛かります

当社ホームページにも費用例があるのでこちらを参考にしてください

{土葺きいぶし和瓦}から{桟葺きいぶし和瓦}へ

・屋根瓦の葺き替え工事  1,600,000円

・単管足場工事      250,000円

・消費税         185,000円

・合計          20,350,000円

{土葺き陶器和瓦}から{桟葺き陶器平板瓦}へ

・屋根の葺き替え工事   1,350,000円

・単管足場工事      250,000円

・消費税         160,000円

・合計          1,760,000円

{セメント瓦(厚型)}から{陶器平板瓦}へ

・屋根の葺き替え工事   1,350,000円

・単管足場工事      250,000円

・消費税         160,000円

・合計          1,760,000円

{カラーベスト}から{横葺きの板金材}へ

・屋根の葺き替え工事   1,550,000円

・単管足場工事      250,000円

・消費税         180,000円

・合計          1,980,000円

4~5年前と比べると、葺き替え工事の費用が大幅に値上がっています。

{屋根材や副資材の高騰・屋根材を処分するための費用の値上がり}等が主な原因です。

メーカーや卸業者から毎年のように値上がりの知らせが届いて、当社でも値上げをせざるを得ない状況です。

 

*費用を少しでも抑える方法は?

費用を抑える一番の方法は、他社と相見積もりをしてその工事の相場を確認する事です。又は、見積りの担当に工事内容について質問して、どのような工事手順を行うのか、屋根材や副資材を変更して費用を下げる事が出来るのかを打ち合わせすることも有効です。

工事店によっては工法や使用する材料が異なる事が多いので、屋根の大きさが同じでも材料の違いで見積り金額が大きく変わる事もあります。

相見積もりを4件ほど取った場合、工事店によって様々な見積り内容と材料の違いが出てきます。ご自宅の屋根にとってどれが一番良い内容なのか分からなくなる事があるので注意が必要です。

そのような時はお客様がどのような事を優先するかで決める方法もあります。

・屋根をできるだけ軽くしたい
・屋根材の耐久性
・費用をできる限り抑えたい
・しっかりとした工法で工事を進めて欲しい
・工事店や担当者の人柄

 

屋根材の中には15年~20年後に屋根塗装が必要な材料があります。又は瓦の劣化が無い限りはメンテナンスが必要ない材料があります。新しい屋根材に葺き替えてから20年後や30年後の将来の事を見据えて屋根材を決める事も、工事内容を決める大切なポイントです。

終わりに

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

今回お伝えした工法や費用は一例です。屋根に関して疑問や要望などがありましたら、ご遠慮なく当社までお問い合わせください。

葺き替え工事は修繕工事と比べると、工事期間が長くなり費用も大きくなります。

お客様にとって良いと感じた工事店に出会い、工事後に「これで安心できる!」と喜んで頂けることが一番大切だと考えています。

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